リーグ戦マナー書
試合開始までに
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8時は集合時間ではありません。8時には速やかに試合が開始できるように、両チームメンバー表の記入・確認・スコアシートの準備は事前に済ませてください。また、早めに開始できる状況にあれば両チーム合意の上開始する事が出来ます。
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開始時間の変更やセットの順序変更は両チームキャプテンの了承があってはじめて認められます。
参加予定選手の到着時間が定かでない時には進行の妨げにならないようにもう1名カッコ書きで予備メンバーをメンバー表に記入しておいてください。カッコ書きを行った場合、試合開始時に出場しない方の選手名を打ち消し線で消去してください。
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競技は終了時刻・帰りの交通のことも考慮して進めてください。2人以上揃えばガロン(1001)以外の競技から開始することも可能です。両チームキャプテン合意の上で柔軟に対応してください。
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デフォルト(無効試合)のないよう各チームは努力してください。ベニューや対戦チームに迷惑がかかります。
ゲストの依頼をすることが出来ますので、メンバーは事前にキャプテンへ参加の有無や参加時刻をできるだけ早い段階で連絡お願いします。
また最低3名で試合を成立させることが出来ます。その場合ダブルス1セット・シングルス3セットを行い残りのセットは相手チームの勝利として計算します。
試合開始
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試合開始前には両チーム整列し、ホームチームキャプテンが主導でオーダー確認後、挨拶をしてください。
この時に初めて参加するメンバー・ゲストの紹介を心掛けましょう。
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リーグ戦についてはODAの公式戦ですがユニホーム完全着用を義務付けしていません。その場合もメンバーはODAワッペンは必ず見えるように付け、襟付きシャツ着用・ジーンズは極力避けるなど公式戦競技に適した服装を心がけてください。
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帽子・サングラスは試合中は使用しないでください。
各セットの開始
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先行後攻決めのミドル勝負はホームチームが先に投げます。
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競技開始時には必ず「お願いします」とプレイヤー同士、スコアキーパーにも挨拶を交わしてからゲームを開始しましょう。
ゲーム中
①応援
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プレイヤーが投げるスタンスに入ったら静かにしましょう。
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プレイヤーが3本投げ終わるまでは声をかけないようにしましょう。
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スローが終わった時点で良いダーツであれば「ナイスダーツ」狙ったシングルに3本入った場合には「ナイスキープ」「ナイスアレンジ」またダーツがはじかれた時などの声かけも3スロー投げ終わってからにしましょう。
プレイヤーにプレッシャーになるような言動をしてはいけません。
②アレンジ
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自チームがアレンジ等教える事は認められています。
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試合中、アレンジ等のアドバイスをすることは構いませんが、試合の進行を妨げる場合もあるのでプレイヤーはアレンジ等習得しましょう。
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キーパーは中立でアレンジを教えることは出来ません。
また競技中、相手チームにアレンジ等を教えることは無用のトラブルのもとになりかねないのでやめてください。差し控えましょう。
③点数のコール
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点数はダーツを抜く前にはっきりと大きな声でキーパーに聞こえるようコールしましょう。
またコールした点数の訂正は次のスローの前までに限り行えます。
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コールする点数の計算がおぼつかない時に自チームの人に何処に刺さっているかを伝え、計算を手伝ってもらいましょう。
その際も最終コールは必ずプレイヤー本人が点数コ―ルしてください。
④ワイヤー際
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1・2本目の場合…ワイヤー際でどちらの点数かわかりにくいダーツは「チェック」と声をかけて、スコアキーパー・対戦相手に了解を得てスローラインを超えて確認をすることが出来ます。確認内容をコールするようにしましょう。
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3本目の場合…スコアキーパー・対戦相手が確認できるようにダーツをたおしてアピールしましょう。
⑤センター勝負
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センター勝負のダーツは勝負の判定がつくまで絶対に触らないでください。
きわどい勝負の時には相手プレイヤーにも確認してもらってください。
それでも判定が厳しい時はスコアキーパーの判定に従ってください。
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斜めに刺さっている状態のダーツを起こしたり倒したり絶対にしないでください。
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起こしたことで刺さっている位置が変わります。斜めに刺さった状態で測定して下さい。
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コールはセンター勝負で先に投げた方がセンターに近い時は「ファーストダーツ」後者が投げた方が近い時には「セカンドダーツ」とコールします。アゲインの場合は「アゲイン」と明確にコールしましょう。
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アゲインの時はボードから双方のダーツを抜き相手にも渡してください。
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ダーツを手渡す時には、ポイントを自分のほうに向けて手渡すようにしてください。そして、前者・後者を入れ替えて再度センター勝負を行ってください。
⑥フィニッシュダーツ
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フィニッシュダーツを決めたときは「一本目」「二本目」「三本目」と決まったところでコールしてください。相手のプレイヤー及びスコアキーパーに、フィニッシュしたことが明確に伝わるようにコールしましょう。
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センター勝負やフィニッシュを決めたダーツは相手の確認を待って抜きましょう。
⑦ダーツ等の修正
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試合中にダーツボード、ダーツスタンド等の傾きを修正する行為は原則的に行わないことしますが、やむなく修正をする場合は対戦チーム・プレイヤーの許可を得たうえでおこなってください。
⑧スローイング等
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スローイングの時間は何秒までといった規則はありません。投げられる状態なのにむやみに時間をかけることは控えましょう。ですがスローイングエリアでスタンスをとり、精神集中を図ったりすることはマナー違反ではありません。
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フライト、シャフトの等の破損で交換に時間がかかる時は、対戦相手に一言声をかけましょう。
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スローの体勢に入ってからのシャドースローは投げたとみなされる場合があるのでやめましょう。
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テイクバックまでに、落下したダーツは再投できます。見極めが難しいときは対戦相手に確認しましょう。
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バースト後に残っているダーツを投げる事はマナー違反です。バーストしていないと勘違いして投げてしまった場合は、その旨を伝え、対戦相手に一言謝罪しましょう。
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フィニッシュしていたにもかかわらず、ダブルに入っていないと勘違いして投げた場合は、後のダーツは無効として扱い、フィニッシュが成立したものと認めます。フィニッシュした時点でそのレッグが終了したとみなされるからです。
スコア・リザルトシート
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リザルトシートはキャプテンのがサインしたうえで、24時間以内に提出して下さい。
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対戦成績は個人成績でもありますので、記録漏れのないように確認、記入してください。
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試合中のスコアシートのチェックはプレイヤーの責任で行って下さい。
スコアの記入・計算ミスについては次の自分が投げる前まで訂正できます。
次のスローに入った場合そこまでのスコアは正しいものとして確定することとなります。
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スコアラーがミスを訂正する際には必ずプレイヤーに確認を求めてください。
スコアラーによる聞き間違い、計算ミスはプレイヤーによって訂正されるのでプレイヤー自身で必ずスコアの確認を行ってください。
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スコアラーは、両選手に中立な立場としてスコアリングを行います。
アレンジを教えること、「ナイスダーツ」「アンラッキー」などの言葉かけや残り点数を教えることもできません。
セットの終了、試合の終了
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セットの勝敗が決した時は、お互いに握手をして「ありがとうございました」と握手をしましょう。
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全試合が終了した際にはリザルトシートに結果を記入、両チームキャプテンもしくは代表者がサインをしましょう。
リザルトシートは終了時間を枠外に記入してください。
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リザルトシートのサインが終わったら両チーム整列し、ホームチームの司会で試合の結果報告と挨拶をしましょう。
上記以外にもプレイヤーの心構えとして、不利な状況にあってもなげやりな態度をしない、リードしていても浮かれて騒がない、負けは潔く認めるを徹底し、お互いに気持ちよくダーツができるよう、相手にマナーを求める前に自分自身のマナーを高めていくようにしましょう。
店への配慮
ダーツの普及は過去も現在もパブ等のベニューの協力によって成り立っています。
2~3時間、営業の大事な時間を占有するわけですから、各チームプレイヤーは常識の範囲内でお店への占有料に近い売上のご協力をお願いします。一般の方に幅広くダーツを理解し知ってもらう為にも、またお店も繁盛してもらう為にも、来店されているお客様を最優先にしてください。また、お店のイメージ、雰囲気を壊さないよう、紳士淑女のスタンスで配慮願います。リーグの拡大または今後のベニュー会場を確保する為にご協力お願い致します。